りほこ

ブレックファスト・クラブのりほこのレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
3.1
青春映画の金字塔であるこの作品。

青春映画には甘酸っぱくて、尖ったものがあるけど、ある意味本質を突いてくる。私は映画に感動を求めすぎていたなぁ。

普段の学校ではキャラクターもグループも違うため、全く関わらない5人。補講がたまたま一緒になって、一緒に悪さしたりはしゃぐうちに仲良くなる。そりゃそうだ同世代で、同じ学校の人だもの。ただ、その関係の中に釘を刺す一言が出る。「学校が始まっても、見かけたら挨拶してくれる?」挨拶出来ないと答えた子は、冷たいと詰め寄られる。出来るよ私友達いないから、と答えた子は自分を下げて話をしてくれるある意味優しい子。でもそんな優しさでは学校世界は成り立たないし、きっと現実は前者。
グループの異なる人と仲良く話す事に勇気がいる学校の空間は不思議だなぁ。その点私の高校は、みんな違ってみんないい文化が根付いていて、気楽だったなぁ。みんな友達だけど、友達になりきれない。本心は仲良くしたいけど、出来ない。学生の時から、世間の目から自分がどんな風に見えているのか考える人は多い。社会で生きる上で必要な要素であり、自分を上手くブランディング出来た人は生きやすい世の中。上手いことやってくしかないな!!
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