シスタールゥ

処女の生血のシスタールゥのネタバレレビュー・内容・結末

処女の生血(1974年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

アンディ・ウォーホール監修の吸血鬼もの。
ただし【本当の処女の血】じゃないと血が飲めない困った種族でした。

「かつて森には処女があふれていたというのに・・・」と昔を懐かしむ伯爵、処女が不作の為外国へ処女の妻を探しに行きます。
まず白髪を黒く染めるシーンから始まるんだけどその時点でなんか哀しくて泣けてきちゃうんですけど、白髪染めする吸血鬼だよ!!

どこかの田舎のお金持ちっぽいけど実は火の車なお屋敷の4人姉妹に目を付けて結婚相手をさがす時も、「おつきの者は処女でないとダメとか言うけど私は別に処女じゃなくてもいいんだ、そういう時代だし、本当は処女じゃないんでしょ?」と慎重に襲い掛かるも何度も騙され処女じゃない血をのんでしまった伯爵が血をゲロゲロゲロと吐いてもう死にそうなかわいそうな状態になっちゃうんですよ。こんな哀しい吸血鬼が過去にいただろうか、もう本当に涙なくして観られない。。。傑作。。
まだ14歳の娘なら絶対処女だし!って襲いに行くけど直前にヤリチン下男にヤラれてしまい、その痕跡の床に垂れた血をすする伯爵。その血は処女の血なのか否なのかという因果のジレンマを突き付けてきます。
ラストもメタクソにやれれちゃって目を覆いたくなる有様(つд⊂)エーンでもめちゃくちゃ傑作なの・・・観られる人はぜひ観てください!
!めちゃくちゃお勧め!!!