たつき

時計じかけのオレンジのたつきのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.1
出てくる人々は結局みんな同じ。一見「まとも」そうな主人公以外の人物も結局主人公と変わらずグロテスク。

言語化しづらいけど、自分の正義とか感情のために他人を利用しても何も思わないし、それが正しいことだと思ってる。

誰しも似たような考えは多少なりとも持ってるんじゃないかな。だからこそ登場人物全員に共感できるし、全員に共感できない。

「異常」な人物を「正常」にするってやっぱなんか奇妙な考えだよなと再認識させてくれる作品だった。
たつき

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