TakamaruSuzuki

時計じかけのオレンジのTakamaruSuzukiのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.5
何気に初キューブリック。バイオレンスを芸術に昇華してしまう美的センスの異常さ。名曲「雨に唄えば」を歌いながら嬉々として暴行するシーンはぶっ飛んでるとしか言いようがないが、と同時に芸術として成立してしまっている点には戦慄すら覚える。
ハリウッド一般のお涙頂戴映画ならアレックスはきっと色々経て改心しちゃうんだろうけど、神の御心も、科学の力も、家族の愛も何も響かず、悪党はどこまで言っても結局悪党っていうのが強烈にリアリティ。
これ好きって言ったら異常だって思われそうで嫌だけど、好きだなぁ。笑
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