rur

時計じかけのオレンジのrurのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.0
netflixで。クラシックのところにあったけど、え? 1970年代って最近じゃない? クラシックって1945年以前の、トーキーな映画のことじゃないの?
勇者ヨシヒコとかOrange is new blackとか面白いの盛りだくさんでテレビの前から動けないよ!

長年、見たい見たいと思っていた映画があったので視聴。序盤からぶっとばしてて度肝を抜かれてその勢いで最後まで見てしまった。主演の人の怪演と美青年っぷりが驚くほど光る…

お姉ちゃんの胸がばーん! 毛がどーん! そして暴力! でふえぇ…と思いましたよどうなってるの1970年代の映画…。全然はいっているように見えなかったのでそれはまぁ1970年代の映画だなーって感じですけども。当時も暴力描写で度肝を抜いたそうですが、そりゃ抜くわ…これで抜かれなかったら驚くわ…ていうか映倫、映倫を呼んで…! いや私成人だからあれだけど問題ないけど。

しかし主人公は当初はハイソだったけどだんだんアホになっていくけど、物語の背景はIQ高そうな感が終始漂っていて、あとキーになるのがベートヴェンだったり、厭味なぐらいだったけれど過激な描写で相殺されて、あれ、なんだろうこのちょうどいい感じ… アレックスの末路は本人がやってきたことに相応しくて、彼がどうなってもスッキリするという展開でハッピーエンドで良かった良かった。一瞬アレックスに同情しそうになったの危なかった。

アレックスの家の家具調度類のおしゃれっぷりがご両親の俗物っぷりに似合わない! 被害者の家の調度もいちいちおしゃれで目が楽しかった!

とにかく終始予測不可能で楽しかった。我慢できずに原作のラストだけは大分前に読んでいたけど、映画と違うような気がしたけれど、記憶不鮮明なので自信ないけど、どちらにせよなんとなくスッキリした!!
rur

rur