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マイ・フェア・レディのsomalのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
4.0
午前十時の映画祭13
劇場では初鑑賞。
インターミッションがあります。
この作品の現代アメリカ版の解釈と評される『プリティー・ウーマン』が公開されたときに観た以来なので30年ぶりくらい?
原作がバーナード・ショウであることを始めて知りました。

昔観た際はあまり気にならなかったけれど、ヒギンズ教授のミソジニーっぷりがなかなかに酷く(加えてマザコンっぽい)、個人や社会の意識や価値観って変わるんだな~なんて改めて思いました。

また、『プリティー・ウーマン』は女性の変化が財力頼みなのに対し、こちらは目で見ることが出来ないものを身に付け、それが主人公女性の自我の目覚めや自立に繋がっていく点が、作品が作られた年代は古いが新しく感じました。

ただ、女性目線で見ると、どちらも若い女性を自分色に染めようとする中年男性のキモさを感じてしまうかも…

衣装と美術が素晴らしく、目の保養になりました。
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