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マイ・フェア・レディのかずシネマのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
3.6
昔、サザンの曲に……いや、なんでもない。

言わずと知れた名作ミュージカル。
オープニングの色とりどりな花々が綺麗。
その綺麗なオープニングが終われば、下品な言葉使いでまくし立てるヘプバーンが登場。

個人的にはある程度崩した言葉使いも好きだし、そもそも方言がある地方の人間なので、例えばネット上で指摘されている様な下品とされる言い回しにも抵抗はない。
それでもやはり人前ではそれなりの言葉使いでいた方が良いと思う。色々な意味で。
綺麗な言葉って聞いていても気持ちがいいし。
何よりもTPOに合わせる事は大事。
というか、主人公は態度も結構酷いのでそれ以前の話ではあるんだけどもw

オードリーの役は教授の賭けに「イイ様に利用された」訳で、身分や価値観の違いがどうとか蔑視とかは関係なく、「人を利用する、実験をする」ってのがもう根本的に人としてどうなのかって事よな。
オードリーもそこに怒って、悔しくて、悲しんでいたのになかなか通じないのが…。
自分は教授の事をあまり好きになれなかったなぁ。。
最後の方のツンデレっぷりは良かったけど。

無彩色ドレスの場面の画が好き。
ヘプバーンのアクセントカラーの赤がよく映える。
白いドレスにボルドーのコート姿も素敵だった。

楽曲は「君住む街角で」が好き。
会話の応酬を曲(歌詞)でしてなかったし、歌詞も曲調も好き。
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