SEIJINISHIMOTO

男たちの大和/YAMATOのSEIJINISHIMOTOのレビュー・感想・評価

男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)
4.0
戦艦大和がリアルに再現されており臨場感があった。戦闘シーンは刺激的だったが、戦争のリアルさを感じた。将来のある若い人たちが命を捨てる覚悟で戦争に出向く姿に胸を打たれた。自分には到底できないこと。恐らく逃げてしまうと思う。しかし、当時は逃げるという選択肢すら無かったのであろう。自由と権利のあるこの時代に生まれた我々はどれだけ恵まれているか。そう思うばかりである。

男たちの大和は戦争経験者の話を基に制作された映画で、戦争時代を経験した方たちの記憶は非常に貴重であり、戦争の酷さ、怖さを知るのには必要不可欠である。しかし、年月とともに戦争経験者も減り、戦争のことは学校の授業でしか知ることがない時代が来るであろう。だからこそ戦争経験者の記憶を映像化し、人々の記憶に残していくべきだと感じる。

2005年の映画ではあるが10年後でも50年後でも1世紀後でも後世に語り継がれる映画だと思っている。是非、興味のある方は見てみてください。