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シティーハンターのfkrのネタバレレビュー・内容・結末

シティーハンター(1993年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

@DVD 面白い。思い出補正込みで愛おしい作品。シティハンターとしてあまり評価されてないのはここで分かったのだけど、ジャッキー映画、ベタコメディ映画としては抜群に冴えわたっている。要点は説明台詞でササっと済ませてあとはアクションに次ぐアクションで構成されている。お話も単純。キヨコ探し依頼で乗った豪華客船で強盗団襲撃に巻き込まれたのを、逃げ隠れとアクションでずっと引っ張るだけである。本作で貢献しているのが、ジャッキー以外の脇役で、特に野上冴子(チンミー・ヤウ)と高達(レオン・ライ)のシリアス目のシーンが良いアクセントになっている。カード投げアクションは中二心をくすぐるし、二人が共闘してカードで強盗一味を倒すシーンは今見ても痺れるアクション。全編がコメディ要素の中、時折入るキメアクションがバシっと決まっていて、ギャグとシリアスがうまく成立している。 今回見直して気づいたのは、唐突に始まるガラガラヘビのダンスシーンで、チンミー・ヤウの舞踏演技が、終盤のジャッキーと織りなす銃撃の舞いの身体性の伏線になっていること。そもそもなぜ踊っているのかは不明だが。
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