たくや

市民ケーンのたくやのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.7
本日、『Mank/マンク』公開!
この映画は『市民ケーン』の脚本家として知られるハーマン・J・マンキーウィッツの伝記モノである。
ということで、“初”『市民ケーン』鑑賞!

新聞王として大富豪に上り詰めたケーン氏の波瀾万丈の半生を描いた物語。
彼が死ぬ間際に残した『バラのつぼみ』という言葉の意味を探る物語でもある。
ケーンはお金持ちとして成功したが、果たしてその人生は幸せだったのか…
成功者の苦悩を描き、最後に一気にオトしてくる、脚本力の高い作品。

一番の面白さは、
『バラのつぼみ』とは何なのか?という謎。
最後、この言葉の意味合いが“探っていた登場人物たちの結論”と“我々視聴者が知る事実”で大きく異なる。
この仕掛けが非常に面白かった🥺

正直、成功者の苦悩なんて、良くわからないけど(笑)だから、途中まで感情移入なんて皆無だったけれど💦
最後の最後に楽しませてくれた。
思わず、もう一度見直してしまった。
それくらい良い結末。

普段白黒映画は観ないんだけど、これは観て良かった。今後も白黒映画の名作をどんどん開拓していこうかな~🤔
たくや

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