Mankの予習のために鑑賞。
話としては成功者の孤独の話なのだけど、その描き方が画期的。
最初に結末、その結末の謎に関して、間に過去の映像も挟みながら話が進む形式。
今やよく見る構成だけど、この作品が作られたのは1941年。今から約80年も前だ。今でも語り継がれる名作たる所以は、そういった現在の映画の元となった試みを多くしている点。
そして成功者の孤独というテーマ。
これは時代を超えた普遍的なテーマなんだなと感じる。ケーンを現代の誰かに入れ替えたとしても話が通じるだろう。
成功者の悲哀、そしてそれが現代も変わらない悲哀。時が積み重なるごとに、本作の内容は強化されていく。
明日はMank観ます。