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市民ケーンのARANのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
4.0
デヴィッドフィンチャー監督のマンクを見る前に予習ということで。ずっと見ようと思ってたけどなかなか見なかった作品だったから見れてよかった。1941年の作品だけれど、今見ても驚く斬新なカメラワークだったり、特殊メイクによっていくつもの年齢を演じ分けてたりしていてやっぱり名作と言われるだけあるな〜。なによりストーリーを主にフラッシュバックを用いて進行させてるのが当時としては凄く新しかっただろうな。この映画を見ると黒澤明監督の羅生門だったり、セルジオレオーネ監督のワンスアポンアタイムインアメリカだったりがめちゃくちゃ影響受けてるのが分かって面白かった。権力に突き動かされ、愛を求める一人の孤独な男の人生を描く哀愁漂う渋い映画だった。こうゆうのを描くテーマの映画は例外なく好き。スコセッシのアイリッシュマンだったりイーストウッドのグラントリノだったりあげたらキリがないけど。死ぬ前の言葉何にしようかな。
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