このレビューはネタバレを含みます
なるほどこういうストーリーだったのか!!
冒頭から見進めるにつれて自分の中でケーンへの印象がどんどん変わっていくのが感じられて、他人のことは表面情報だけでは何一つわからないってことを痛感させられた。
それは周りにいた友人、仕事仲間、妻でさえも分かりきっていなくて、ケーンにとって自分しかいないという感覚がなんだか苦しかった。
なんでも持っているように見えて、本当にほしいものは最後まで手に入れられなかった人。
「バラのつぼみ」は最後まで手に入れられなかった「愛」そのもの。
全体的に進み方の構成が面白くて、これ、当時はすごい映画だったんだろうな。というのがなんとなくわかった。