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ピストルオペラのryoのレビュー・感想・評価

ピストルオペラ(2001年製作の映画)
3.8
とにかく理解は諦めて芸術鑑賞するぞーという気持ちで臨んだけど、寝落ちもせずめちゃくちゃ楽しんでしまった。妙ちきりんで気恥ずかしくて中毒性がある極彩色。

この役者でこの画が撮りたいんだね!って性癖をつめこんだのがもりもりで、さすが極彩色フィルムノワールな色彩が目に焼き付く。黒い着流しから覗く青も、松の並木に挟まれた階段を登る黄色も、芥子の赤とブルドーザーも、生活指導との追いかけっ子の引きの画も、絵になるなる。

夢の話を滔々と語るシーン×2も役者が役者なのでほんとに聴き入ってしまったな…外科医とのやりとりは、とんだ茶番を真剣にやられてどうしたらええんや…??となったりしたけど。

ただ、最後はなんとかならんかったか…??すきな画を撮り尽くして飽きた??と思っちゃった
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