Tuka

オレゴン大森林/わが緑の大地のTukaのレビュー・感想・評価

4.0
どうしても見つけられなかったので、輸入盤を購入して英語で視聴。
原作の小説は『カッコーの巣の上で』で知られるケン・キージー。個人主義思想、西部フロンティア精神、ヒルビリー文化、原理主義、こういう伝統的なアメリカ保守的価値観が直に描かれている稀有な作品。
なんとなくこの作品には監督ポール・ニューマンのこだわりが随所にみられる。一貫して家族経営で木こりを続けるスタイルは、後にニューマンが実際に食品Newman’s Ownを経営していく姿に重ねられるし、フットボール、ビリヤード、バイクレースと、ニューマンが好きそうなものばかり登場してくる。
またヘンリー・フォンダを演じるヘンリーは本当にどうしようもない爺なのだが、二大巨頭ヘンリーとニューマンとのかけあいのシーンは本人たちの素でのやり取りをみているようでニヤケなしではみられない。
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