佳子

マリと子犬の物語の佳子のレビュー・感想・評価

マリと子犬の物語(2007年製作の映画)
2.3
TSUTAYAみんなが愛してやまない365本
262本目。

実話?
いや、実話の皮をかぶったあざと映画でしょう。
犬。子犬。震災。飼い主との絆。
それで充分強いカードなのに、そこに無理やり幼くして母を亡くした兄妹ってカードをレイズしてくる。
実話通り、足の悪いお爺ちゃんに寄り添い、震災当日に産まれた子犬たちを必死に守った姿を見せるのでは駄目だったのか。

子役の泣きの演技は凄いが、くど過ぎて途中から胸焼け。無駄にワンシーンが長く、間延びする。2時間越えているが、中身薄っぺらく思えた。

神戸なので実際に大震災を体験したが、震災の描き方も恐怖を煽るだけで、あまりリアルでないように感じる。爆破されたように木っ端微塵になる窓ガラスとか、電信柱をはじめ余震で人を避けて落ちてくる落下物とか、飛ばされて叩きつけられるマリとか。色々と。

ごめんなさい。評価高いけど、嫌いです。

芝犬はめちゃくちゃ可愛いです。
佳子

佳子