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これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫のnori007のレビュー・感想・評価

3.0
BMWのCMで、天才バカボンが登場して衝撃を受けたのだが、現在においても赤塚作品はまったく色あせてない。

そんな赤塚不二夫の半生を描いた映画なのだが、もう赤塚作品そのものの人物。女装やコスプレで遊んだり、銀玉鉄砲で遊んだり、バリケード封鎖したり。。もうハチャメチャ。

編集者として赴任された堀北真希もこれにはあきれ顔。

ただ、物語が進むと赤塚不二夫は満州から引き上げて来て、兄弟は散り散りとなり育ったことがわかる。そうした辛い体験から笑いの絶えない生活にしようとなったのか。。。

ここで、ふと思った。これはまさしくジョーカーではないかと。
たまたまジョーカーを見直したばかりだったのでなおさらそう感じたのだろうが、世の中はすべてジョークだとする両者。これは陰と陽にわかれたジョーカーの話なのだと。。

母親の死の描写では、その狂気性が現れている。

今では、ハリウッド俳優となった浅野忠信だが。。。。この映画では全裸、尻だしなのだ!でも、これでいいのだ。
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