ばんばん

愛人 ラマン/恋人・ラマンのばんばんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館でみたっきりで何年も経過。再度見直したら

ら、なに、これ、こんなに丁寧に描かれていたの当時わかってなかったよ!
ってまだ始めの方でもザワっときました…。

船に乗る少女の簡素なワンピースは屈めば裸の胸が見えるだろうに。
彼女が船の縁に足を掛ける姿や、その足にヒールのあるガラスビーズのたくさん散りばめられた、でもボロボロの靴。

寄宿舎でこっそり話す二人の少女の会話や、友人の身体は大人なのに幼い様子もね、いい。

浮名を流すセレブの女性に憧れてたのもあって、男を手玉に取って金ヅルとして扱おう、私はそういう女だ、とわざと男にみせる。
金のこともだけど、人種についての差別のある中、最初から「愛人」であるとお互い何度も確かめ合うように接するけど、彼は最初から本気なんだよな。無理だってわかってるのに。無理だってわかってるから、わざとずっと「愛人」と言わせる。

整った顔の財閥の中国人のおっさんが、15の娘にガチ惚れするという危ない物語で、ベッドシーンもねちっこいという、ド地雷案件ですがいいんですわ…。

まあ、あと吹き替えでみてるんだけど、おっさんが少女に敬語を話すのがええです。
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