とんき

ゴジラVSビオランテのとんきのレビュー・感想・評価

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)
4.8
個人的に感じるゴジラ映画のベスト作品。

特筆すべきは、ゴジラvs自衛隊(つまり人類)の構図がしっかり守られていること。これ以降の作品は自衛隊がほぼ空気になってしまう。私的にこの部分は変えてほしくない。
前作と違い、航自・陸自・海自が総動員となり、待伏せ・囮・エスパー・バイオテクと数々の戦略を敷き、最後はスーパーX2も捨石にして、文字通り総力戦でゴジラにぶつかるのが熱い。
シン・ゴジラの「住民が避難しないと打てない!発砲許可を!」等のシビリアンコントロール配下の自衛隊の描写もリアルだと思うが、個人的には自衛隊はもっと賢く上手くやってくれると思っている。

ビオランテは、ゴジラ史上最大スケールで登場時のインパクト及びバトルは圧巻。で、でかい!(笑)
特撮怪獣映画として大満足の出来。
「マイ ドーター エリカ」に代表される白神博士の謎キャラぶりはご愛嬌。

昨今の最新CG技術を駆使したド迫力バトルに目が肥えてしまった方は物足りないかもしれない。
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