ひろくん

ゴジラVSビオランテのひろくんのレビュー・感想・評価

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)
3.4
ビオランテが突進するところはやはりいつ見ても「突進感」が素晴らしくて「突進しているなあ…」と感心してしまう。それにビオランテ自体のデザインがほんとにかっこよくて、ただ、それに見合わず弱すぎるというか、84ゴジラの最初の敵怪獣なだけにウォーミングアップにはいいかもしれないけど、消耗しきったゴジラ相手に有効と思われる攻撃を仕掛け続けるも機動性のなさから反撃を許し続け汁垂れ流し状態が続くし完全にあしらわれていて飽きてしまう。ゴジラの強さが強調されていてこれはこれでよいけど、昔の怪獣プロレスはあれはあれで楽しいものだったなあとしみじみした。
平成以降のゴジラ作品に出てくる「ゴジラはゴジラまがいのものが許せない」という習性を産み出したのはよかったんじゃないかな。一直線に目標に向かっていくゴジラの行動に対する謎の説得力になってると思う。
そして、権藤一佐に敬礼。あの台詞聞きたいだけみたいなとこはある。
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