ルーク大佐

タイムリミットのルーク大佐のレビュー・感想・評価

タイムリミット(2003年製作の映画)
3.8
2000年前後のデンゼル作品はほぼ見ていたと思うが、この作品はあまり記憶に残っていない。そんな低評価の内容でもなく、当時の作品っぽさがそこかしこに溢れる佳品だ。

今風でないのはカメラワークかな。寄ったりPANしたりダッチアングルみたいなショットもあった。その動きが緩慢で露骨なため、昭和の映画のような古さを感じるが、それが懐かしさを感じて逆に親しみを感じた。

FAXやホテルのくだりは、なかなかスリリングだし、デンゼルのキョドリ演技が笑える。なんといっても本作最大の功労者は、相棒ジョン・ビリングズリーのキャラとアシストだろう。最近あまり見かけないエヴァ・メンデスはキューバ系らしく、キューバネーム入りのTシャツで張り切ってた。マイアミの緩い風土に似あう、緩めのサスペンス作品である。
ルーク大佐

ルーク大佐