つぼかび

イベント・ホライゾンのつぼかびのレビュー・感想・評価

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)
2.0
ダメな宇宙船パニックモノの二大特徴といえば、クルーにメンタル問題を抱えている奴がいる、必要な説明をしない奴がいる、だと思っているのですが、本作はそれに加えて船長の動きがリーダーのそれじゃ無い(なんで船長が船外活動含めウロウロしてんねん)というダメポイントも。博士も最初から最後まで邪魔だった。そりゃ嫌われるよ。

設定は宇宙SF×クトゥルフというか、あっちの世界と繋がっておかしくなっちゃう系。『アルタード・ステーツ』『フロム・ビヨンド』とか『クローバーフィールド・パラドックス』あたりと発想は近いのかな。過去のトラウマを抉ってくるあたりは最近だと岸辺露伴の実写映画もそうだった(荒木先生が映画フリークだから参考にしている可能性あり)。設定的には面白かったので、後半の異世界エログロがもっとあれば怪作として面白くなったんだろうけど、突貫で作らざるを得なかったらしいのでしょうがないか。
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