ハリウッドザコ

劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオスのハリウッドザコのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

水の都の絵、ラティオスとラティアス、音楽全てが美しいアートみたいな作品。

名探偵コナンで毎回振り返りopがある様に今作は今までのサトシの冒険を最初に紹介してくれる親切なところからスタート。
水の都=イタリアなのだろうがラティアス、ラティアスの名の通り海に沈んだと言われるアトランティス大陸もモチーフなのだろう。
ストーリーはシンプルで「こころのしずく」を奪おうとするザンナーとリオンVSサトシ一行。なんだかんだ仲のいい怪盗の姉妹とポケモン兄妹は対比的に描かれている。
これまでのポケモンの映画ではロケット団のあの3人が比較的前線に出てくる印象だったけど今回は本当にサブ的なところしか出てきていない。

水の都での水上レースや化石ポケモンの復活だけでもアツいのにサトシとラティアスの恋愛的な描写も観てて楽しかった。
最後のキスシーンはカノンなのかラティアスなのか論争とか楽しすぎでしょ。
ラティアスだと思うけどそうだとしたら別れ際、カノンは何やってたのかね笑。別れが悲しくて泣いてたとか?
ラティアスが絵を描いていた描写はなかったのであの絵を描いたのはカノンでキスをしたのがラティアスというのが個人的な解釈。

こころのしずくが街を灯していたようにラティオスの最後の死も水色の光で空が染まるのは物語的にも描写的にも美しかった。元々水色の光であった故に水色のラティオスがしずくになったと言うのも非常に気持ちの良いストーリーだった。