◆あらすじ◆
地元のラジオ局のDJ・ストレッチのもとにリクエストの電話が届くが、その電話相手の若者たちが通話中に殺されてしまう。その一方、ソーヤー一家に甥を殺された保安官のレフティは復讐を果たすべくソーヤー一家を追い続けていた。
◆感想◆
「悪魔のいけにえ」(1974年アメリカ製作)の続編となります。
ストーリーがかなりコミカルに傾倒しており、怖さの部分が全く無くなっている。ソーヤー一家が食肉業者になっていて、その裏側は当然、人肉なのですが、肝心の人を殺害するシーンが極めて少なく、特にインパクトの残らないものになっていることが原因だと思います。
保安官のレフティ(デニス・ホッパー)は甥をソーヤー一家に殺されて復讐に燃える人物ですが、いささか常軌を逸した考え方をしていて、ストレッチを本人の同意なく囮に使ったり、チェーンソーの3つ背負ってソーヤーの工場に殴り込みに行ったりとかなり弾けたキャラクターになっていました。
一方、ストレッチ(キャロライン・ウィリアムズ)は小さなラジオ局のDJでリクエスト電話中の殺害を聞いて、レフティに協力しようとします。結果、レフティに利用されてストレッチはソーヤー一家に襲われる地獄を見ることになります。このあたりストレッチも慎重さが無く、自業自得な感じもしました。
そして、本作のシンボルキャラクターであるレザーフェイスはストレッチに一目惚れして、彼女を家族に内緒で逃がそうとします。レザーフェイスがこれをしては駄目だろう。キャラクターの怖さが無くなってしまいました。
本作は間違いなくホラーコメディでした。ガチガチのホラー作品だと思っていた私は期待を外れるものになっていました。これはこれで面白いですが、評価しにくいです。
鑑賞日:2023年8月30日
鑑賞方法:DVD