【ネホリーナハホリーナ】
前作に負けず劣らず擬似ホラー映画(結果的にコメディになっちゃう☺️)路線で突っ走るトビー・フーパー御大のやりたい放題路線。「映画にルールは無い」という作り手の強い意志を感じる。
この監督は、純粋に映画の力を信じているのだろう。スピルバーグやスコセッシと同様に。もっと評価されて然るべき映画作家だと感じる。
デニス・ホッパー演じる狂ったチェーンソーの保安官(赤塚不二夫的アイコンとも感じる)もいいが、何より後半で登場する殺人鬼一家と遊園地の異様な造形が大変ファンタジックで「寄ってらっしゃい見てらっしゃい」の精神を満喫できる圧巻の素晴らしさ。🙄
同監督による『ファンハウス/惨劇の館』も舞台が遊園地だったが🎡🎢その極彩色な映像美とキッチュな作風は、好きな人ならとことんハマる世界観。夢あるね〜。💫
もはや一作目にあったドス黒い狂気と厭世観を捨てて、バカバカしいものへの愛着と開き直り感が極めて爽快なジェットコースタームービーへと変貌。また本作は『パリ、テキサス』の脚本家L・M・キット・カーソンによる批評性の賜物でもある。
どんなに滅茶苦茶でも、面白ければそれで良い…というコンセプトが確立された80年代に於ける記念碑的作品。中毒性の高い大バカアクションコメディホラー曼陀羅。😵💫