あーびん

スタンド・バイ・ミーのあーびんのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.9
いつまでも色褪せないジュブナイル映画の金字塔。
死体探しの旅に出た4人の少年たちのひと夏の冒険を描く。

ヒルとかゲロとかもりだくさんなのに無駄なシーンがひとつもないのが凄い。
まるで宝物みたいな純度の高い少年時代の思い出がつまった89分。

他愛もないジョークで大笑いしたりふざけたりタバコをふかしたり元気一杯の悪ガキどもですが、心ない大人の言葉や態度によってそれぞれ複雑な家庭事情が露呈するのが切ない😢

なかでもゴーディとクリスが心の傷を打ち明け、お互いに励まし合う姿は心に残る名シーン。
かわいくて、かっこよくて、仲間内では大人びているかと思えばやはり年相応の少年らしいもろさもあるリヴァーの繊細な演技が素晴らしい👏

ウィル・ウィートン&ジョン・キューザックの仲良し兄弟とリヴァー・フェニックス&キーファー・サザーランドの不仲兄弟の対比もいい感じでグッとくる。
久しぶりにみたらリヴァーとキーファーが兄弟ってかなりヤバい✨

初めてサントラCDを買った映画なので名曲“Stand by me”を始め、劇中のオールディーズも大好きな曲ばかり。
“Lollipop”の出だしを歌うところとかもかわいい😊

あとたしか原作では「刑務所のリタ・ヘイワース」にもクリスを殺した犯人が登場して微妙にリンクしてるんですよね。
この短編を映画化したショーンシャンクの方は観てないのでどうなってるか知らないけど。
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