タイセイ

スタンド・バイ・ミーのタイセイのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
5.0
「友人というものは、レストランの皿洗いと同じく、ひとりの人間の一生に入りこんできたり、出てったりする。」

兄の死のトラウマを抱える主人公・ゴーディ
家族のせいで自分まで不当な扱いを受けるリーダー・クリス
父から虐待を受けているムードメーカー・テディ
臆病でのろまな太っちょ・バーン
4人の少年たちの小さな冒険が始まる。

たった90分でこのストーリーの濃さは素晴らしい。
最初から最後まで少年時代の共感を最大限に活用した作品。
大きな悩みがないバーンを除く3人の悩みに大共感した。
特に虐待を受けているにも関わらず、父の悪口を言われれば、泣き出すテディに対する共感は凄かった。
そして、ゴーディとクリスの友情にはなんと言っても感動する。
これぐらいの頃に悩みを打ち明けられる友人が私にも欲しかった。
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