KARIN

スタンド・バイ・ミーのKARINのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.6
甘酸っぱくて、胸を締めつける
切ない気持ち。

「子供時代は二度と来ない」

どのカットをとっても、少年時代のロマンがいっぱい詰まった映画。
といっても心に残ったのはグーニーズのような冒険へのワクワク感ではなく、主人公と友人それぞれが抱える心の光と闇でした。

リヴァー・フェニックスを映画で観たのはこれが初めて。若くして亡くなったのは知っていたけど、こんなカリスマ性に満ちた俳優だったんだなあと衝撃を受けました。

存在しているだけで何かを感じる、
台詞を聞くと自然と涙が出てくる、そんな感じ。

ストーリーというよりも
小さなふざけ合いや罵り、
ささいな動作や台詞のひとつひとつが
キラキラ光る 子供時代の宝物のよう。

大切なのは結末ではなく
その時何を感じ、何を考えたか。

結果を求めて突っ走る世の中に生きる私たちにとって、なにか響くものがあると思います。

仕事で忙しかったり
大人でいることに疲れたりした時
暖かいブランケットで優しく包んでくれる
そんな懐かしさを感じるような
言わずと知れた名作です。

ソー、ダーリン♩ダーリン♩
KARIN

KARIN