これも、10代のうちにもういっかい観ておきたかったんだ〜！
何回観ても、いつ観ても、子どものときの心に戻してくれるこの作品。
「死体を見たい」好奇心だけで、親に嘘をつき、体も溶けそうなくらい暑い中、危険を冒して線路沿いを歩く。
言おうと思えばそれだけの映画とも言える。
だけど、ただただ歩き進める中に、小学生だからこそ、12歳だからこそ、感じたり、抱えたりする悩みとか葛藤、挑戦、笑い、恐怖…いろんな感情が描き出されてる。
特に、見張りを交代で立てた夜、クリスがコーディだけに吐いた悩み、見せた涙がすごくすごく印象に残ってる。1番好きなシーンでもあるし。
アメフトのエースだった兄とは対照的に小説を書くのが好きなゴーディ
家庭環境に恵まれないがそれとは違って人一倍人を思いやれるクリス
好奇心と度胸があって考えるより行動派のテディ
臆病だけど諦めないおしゃべりなバーン
この4人が集まればなんだってできる。そんな小学生ならではの考えで進む冒険物語、不思議と自分も映画の中にスッと入っちゃってるなあ。
最後、4人がバラバラになって、家に帰るシーンにはほんと涙しちゃう。
「テディとバーンとはあれ以来顔を合わせるだけの仲になった。よくあることだ。」
この言葉に共感しつつも胸に刺さる。
それでも、この一夏の思い出は、父親になってから小説の題材にできるほど鮮明に覚えてる。(きっとクリスが亡くなって書こうと思ったんだろうなあと思うけど。)
それくらい、忘れられないくらい強烈で、刺激的な2日間の冒険。
音楽もすごく好き。ロリポップがお気に入り。
テディとバーンがポンッってやんの可愛い。
大好きな作品のひとつやけど、パイ食い競争のとこだけは苦手で、いつも指の間から観てるw
大人の世界に疲れた時に、また観よう。
