初めて観た13歳の時の印象と比べて、あらためて観るとなんて短くて単純な話だったんだろうと驚く。それほど子供時代に観たこの映画の衝撃は凄かった。大人になると見えなくなるものがあるというが、この映画はそんなものを描いている。
アメリカの田舎で退屈な日々を送る少年。鬱屈した不良達。死体が彼らにとっての宝島になる不思議。
散りばめられた小さなエピソードが愉快で切ない。キングのおどろおどろしい物語が下地にあるので、少年達の冒険劇が爽やか過ぎず、ほろ苦いような深みがある。
12歳の時ほどの友達は、もう一生巡り会えないのかもしれない。
・脚本 8/10
・演技 9/10
・演出 8/10
・音楽 8/10
総合点 33/40