Silve

スタンド・バイ・ミーのSilveのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.2
なかなか観るタイミングが掴めずいた作品でしたがようやく…。

「12歳のときのような友達はもう二度とできない」
本当にこの一言に尽きました。
国を跨ぐような冒険や、悪漢に追われるようなスリル、多彩なバトルアクション、そういったものは一切無く、12歳の子供たちが自分の興味だけでたった二日の旅をして帰ってくるだけ。大人になってみると大したことのないものですが、12歳の頃はそれがとてつもなく壮大な物事のように感じていたことを思い出しました。
子供とも大人とも言い切れない4人それぞれが大小何か問題のある環境下にいる中で、ほんの少し成長する姿が良かったです。
中学にあがった後は疎遠になってしまったという部分も含めて、本当にあの頃のような友達はもうできないだろうなと感じます。

(元が短編小説なので最早その通りなのですが)短編小説を読了したあとの心地よい満足感と余韻を感じることができる作品だったと思います。
また5年後とかに観たいです。
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