再鑑賞。多分4度目くらい。
小学生の頃に初めて観た時は、なんてつまらん地味な映画なんだと驚いたのを思い出す。会話ばっかりで、死体探しとかいうけどアドベンチャー感なんぞ全くないやんか!と。
今から思えば小学生にわかるわけもないか、彼らと同い年なんだし笑、と納得するのだけれど、当時は本当にがっかりした。
そこから月日が経ち、大学生に。内容もおぼろげだったのでと再鑑賞。するとなんの、大号泣。なんなんこの名作は😭😭😭状態。
そのあと疎遠になったり、それぞれ複雑な家庭を抱えていて大人からしたらどうとでもやりようがあるように見えるけれど、12歳の彼らからしたらこの町がすべて。4人が4人の思いを抱えて生きているのが、たった2日の死体探しの旅なのだけれど、伝わってくる。
クリスがゴーディーに言う。
「その才能を育てなければなくなってしまう。誰も育てないのなら、俺が育ててやる」と。
クリスは劣等感を抱いてた。そんなときにこの言葉。現在の彼が作家として生計を立てているのは、10年以上会っていなかったクリスのこの言葉が支えだったからなのではないか。
不幸にも、死んだ、という記事で新聞に載るわけだけれどそれを読んで当時を回顧してあの頃には戻れないし、当時のような友達も当然できないと思う。
ただ、あの思い出は消え褪せることのない永遠の思い出で、自分の軸、支えになっているのだと思うんだよね。
どんな人間でもあると思うんだよ、こういう気持ち。
年齢を重ねるごとに、そういったこと増えるだろうしより近く感じるのではないかなあ。
なんかこの映画を映画館で観られるのが嬉しすぎて冒頭から泣きそうになった。
号泣するって気持ちいい。