木

奇跡の木のレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
4.0
みんな神を信じているとは言いつつも自然の摂理の前では神が無力な存在であることを自覚しているんだよな、と実感した。

自分には自覚する程の信仰心が無く日々神の存在に感謝しながら生きる人々の存在をとても遠くに感じていたので、死を現実として受け入れ悲しむことしかできずヨハネスの行動に理解を示さない彼らを見て少し安心した。というか彼らも私たちと同じ世界線で、同じ条件で生きる人間なんだということに気付かされた。
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