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カンパニー・メンのnのレビュー・感想・評価

カンパニー・メン(2010年製作の映画)
4.2
これはめちゃくちゃいい。

リーマンショックでリストラされちゃう男たちを群像劇的っぽく描く。
作りはほんとオーソドックスな感じで、クビにされる〜職探し〜でも前職での給料や地位を引きずってしまい、良さげなオファーも自ら蹴って泥沼に〜けど、家族との絆を再確認してほっこり〜みたいな。
そんで、この映画、なにがいいかと言うと、キャスティング。とにかくオッサンたちの顔がいいのだ。トミー・リー・ジョーンズは言わずもがな、クリス・クーパー、そんでなによりケビン・コスナーね。顔・佇まいからただよう哀愁がハンパなく、そのおかげで物語は地味ながらも、いつの間にか画面に釘づけになって、ジーっと観てしまうという。ベンアフのプライドだけは高いけど、中身の方は空っぽな感じもハマっている。

手堅い監督の演出もよい。ジョン・ウェルズ。『二つ星の料理人』で、枯れたオッサン書かせたら当代随一の脚本家・スティーヴン・ナイトと一緒にやってるのをこの映画見てから知ったんだが、もうその組み合わせには合点しかいってない。早く観ねば。

おすすめです。ほんといい映画観たって感じする。
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