くぅー

カンパニー・メンのくぅーのレビュー・感想・評価

カンパニー・メン(2010年製作の映画)
3.7
リストラなネタなんで、やはり身に詰まされつつ鑑賞…地味だが、働く者は見ておくべき作品かと。
中でも、部長をクビになった男の描き方が印象的で、バリバリだった頃のプライドそのままに、次の就職先も楽観的だったが、世の中甘くはない長丁場となり、恥も外聞も捨てて妻の兄の大工仕事を手伝う様はシビアで…その兄の描き方が実にいいアクセントになる。
そして、重役二人の姿は実に対照的で…先行き不安な高齢の立場はさらにキツい訳で、明暗を分けるモノにしみじみ見入った。

“いい時も悪い時もある。結果が出るのは最後だ。”
くぅー

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