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ビッグ・ウェンズデーのAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

ビッグ・ウェンズデー(1978年製作の映画)
4.3
#ワーナー ・ブラザース創立100周年記念上映 “35ミリで蘇る ワーナーフィルムコレクション”selected by #ルシネマ !!ということで、名 #サーフィン 映画 『ビッグウェンズデー』見て来ました!

他のラインナップも『ダーティハリー』『ブリット』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『アイズ ワイド シャット』と超豪華。ワーナーはクリントイーストウッドとかスタンリーキューブリックの作家性を守り続けてきたことが賞賛に値するよね。

ちょっと辛いことがあって、とにかく映画に身を委ねることにして、今日は『ビッグウェンズデー』に続いて、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』、『バーナデット ママは行方不明』と三作品はしご。映画館にいるのは本当に楽しい。ジョンウィックもそうなんだけど、本当にやってるの?すご?どう撮ってるの?と思うシーンが『ビッグウェンズデー』にもいっぱい!サーフィンのシーンのリアリティは1978年の映画だからこそ。現代のあらゆる映像技術がまだまだなかった時代に生々しいサーフィンを捉えた数々のシーンを見るだけでも一見の価値あり。劇場で見れてよかった。

ゲイリービジーって最初からこういう役なんだね。血気盛んな感じ。体がまた主人公たち3人組がみんなすごい。若者たちがそろったり別れたり、感傷的になりすぎず、「青春」を瑞々しく活き活きと表現している。戦争ってやっぱり望ましくない特殊な環境。急に人がどこかに連れて行かれたり、帰ってこなかったり、死んだり。異常な背景に振り回された3人でもあり、だからこそどんどん彼らにとってサーフィンが切実なものでもあり、変な重みを帯びてしまった行為でもあり、その辺りが切ない。
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