じゅり

エレファント・マンのじゅりのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.0
めっちゃ前にも観たことがあったのを観ながら思い出した。人間の愚かすぎる面と同時にとても美しい面がみられる。当人の訴えや周りを取り囲む人たちの環境の違いで、エリックの見られ方が180度変わるのは、本当に人間の愚かな部分が出てる。エリックを人として扱う事ができたのは、経済的な余裕があり心にも余裕がある人たちばかりなのもまた、胸糞やけど、少しでも美しいものや人の温かみに触れる時間があったエリックは、幸せだと思う。昔って無知であるからこその新しい発見の喜びもあるだろうけど、こういう酷い扱いを受けた人たちがいて、現代があるんだなあと思った。人間の知的好奇心は抑えられないし、知らないものをとことん知り切ろうとするのは昔も今もずっと変わらない。
白黒映画やし画質ガビガビやけど、多分子どもでも観れるし広い世代にあてれる良い映画な気がする。
にしてもめっちゃ若いアンソニーホプキンスが出ててびっくり。目元が変わらずめっちゃ綺麗やった。あと婦長さんは必殺仕事人すぎて、理想的な上司。
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