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エレファント・マンのKのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
3.7
ある意味、リンチらしさが無い映画。

「イレイザーヘッド」により、注目を浴びた鬼才 デヴィッド・リンチが監督した二作目の作品。
アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞にノミネート。
リンチの名前が世間に知れ渡ったきっかけの作品でもある。

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【ストーリー】

舞台は、19世紀のロンドン。

エレファント・マンという名で見世物小屋にかけられた青年・ジョンを医者のトリーヴズが病院へ引き取る。

知的障害者だと思われていたジョンだったが、やがてトリーブスはジョンには知性があり、芸術を愛する美しい心の持ち主だということに気付く。

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【感想】

彼みたいな青年を、暴力によって苦しめる人間や、金儲けの手段として利用する人間など、様々な人間がこの映画には出てきます。
それに対して、彼を心から愛し、守ってくれる人間も出てきます。

まさに、デヴィッドリンチ監督目線の、この世の"光と闇"を描いた作品。


リンチ特有の謎解き要素がある映画ではなく、ちょっと変わった路線の映画ですけど何気に好きな作品です!


内容的にもチンプンカンプン状態になる映画では無いので、リンチ映画の一本目にオススメです!
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