しずく

エレファント・マンのしずくのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.0
“象人間”と呼ばれた奇形の男の半生を描いた映画。人と違うということで、見せ物にされる時代…。そんな時代の中でアンソニー・ホプキンスが演じる外科医と出会い、人間としてのアイデンティティーを確立していく主人公の姿に感動です。後半部分で、奇形ゆえに人々が寄ってきて罵声を浴びせたり、悲鳴をあげたりして彼を追い詰めていき、「僕は、動物じゃない! 人間だ!!」(I am not an animal! I am a human being! I...am...a man!) と叫び続けたシーンに、胸が締め付けられました。内面を知れば知るほど、心は暖かいことが分かり、その顔も体も愛しく思えてくる不思議な感覚を味わってください。傑作です。(鑑賞日不明@DVD)
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