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エレファント・マンのLのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
5.0
圧巻の一言

デヴィッドリンチの映画が初めてだったというのもあるが、なんと言ってもスクリーンで観れたということが大きい。独特なカメラワークと劇場に響き渡る音楽は何とも言えない体験となった。

エレファントマンはジョンの人間性に段々と触れていくよう構成されているが、それと平行して普通の姿である人間たちの悪性を引き立てている。その2つがぶつかり合うところは高鳴る音楽とともに壮大なシーンとなり、終始感動で震えていた身体はついに言うことをきかなくなる。生涯忘れられないシーンとなった。

この映画から学べることは愛されることの重要性である。愛されることで人は初めて自分を認識することができ、初めて人間らしく生きることができるのである。それをこの映画はジョンを介して伝えてくれている。
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Lさんの鑑賞した映画