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エレファント・マンのtakuのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
3.5
重い。疲れる。エレファント・マンの様な生まれ持って特殊な見た目をした人が世の中にいることは知っていたし、そこに驚きは全くなかった。ただ、物珍しさに騒ぐ、特に特徴のない、自分たちがノーマルだと思っている一般人。特徴のないノーマルが一番かっこ悪いのに何を勘違いしてるんだろうと思う。確かに最近はLGBTも受け入れつつあるし、表面的な要素で判断されることは少なくなってきたと思う、少しずつ本質的な世の中になってきた。だからこそ、この映画の時代設定では、リアルにこんな現場があったんだろうなぁと胸が痛い。中身がたいしたことない人が、率先していじめる世の中、ダサいと気づいて欲しい。この時代だからこそトリーブスが際立つし、いつ何時でも救ってくれる人はいると再認識させられた。そして、このリアルなテーマで世の中に訴えかけた監督に感謝。何よりメリックが強い。
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