ルー

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のルーのレビュー・感想・評価

4.3
スター・ウォーズ1〜6を、これでなんとか見終わった

以下エピソード3についての雑感

・アナキンが暗黒面に落ちていく過程が丁寧に語られており、アナキンに感情移入しながら鑑賞することができた

・アナキンが主人公で物語が進んでいくのに途中からダースベイダーとなるので、構成的にどちら側の視点で見ればいいかなど混乱してしまうのではないかと懸念していたが、見やすく構成されていたと思う(上記のようにアナキンに感情移入しつつも、ジェダイ側に勝って欲しい、と思いながら鑑賞することができた)

・アナキンがパダワンを斬ったりパドメを狙ったりするところが少々ショックが強かった。パダワンを殺害した、ということがアナキンが変貌した証左のように受け取られるにも関わらず、アナキンが実際に行動している描写はほぼ省略されてるし、情報として知らされるのみで、演出としても地味になっていて重要な場面だと感じづらい気がした。只々アナキンの好感度が落ちた

・最終的にレイアを養子として迎えることになる議員が途中から現れて重要人物となるが、ポッと出のため感情移入しにくかった

・パドメがアナキン(ダースベイダー)のいる最終決戦地にあっさり着いているところは、映画の終幕に差し掛かり少々展開が矢継ぎ早になってるような気がした

上記のような引っかかるところもあったが、これまで観たスター・ウォーズシリーズの中では構成が綺麗に出来上がっていて最後まで楽しく鑑賞できた
この世の中の全てを知るには暗黒面だって知る必要がある、ジェダイの教条主義は視野が狭い!とシスが言っていた指摘は、自分も時々考えることで、自分だったらどちら側に着きたいだろう...としばし考えてしまった
でも理想を言えば自分も教条主義的でありたい
弱い自分でいると暗黒面に魅了されやすくなる、気をつけよう...
シリーズを通して、そのような気持ちにされられた作品
ルー

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