KoseiHirata

ブロークン・アローのKoseiHirataのレビュー・感想・評価

ブロークン・アロー(1996年製作の映画)
3.5
先日『ハード・ターゲット』を観たので、こちらも観たくなりました。
公開当時は丸の内ルーブルの『ジュマンジ』が満席で仕方なく代わりに日本劇場の本作を観たことをよく覚えています。後日『ジュマンジ』をビデオで観たのですが、『ブロークン・アロー』よりはだいぶ劣る出来栄えで満席でよかったなぁと思いましたw
都合4機のヘリコが景気よく爆発するスペクタクルアクションの良作だと思いますが、ジョン・ウーらしさという点ではいささか特徴が出ていないように感じます。
しかし、クリスチャン・スレイターに2丁拳銃をやらせたりギリギリの線で粘ってはいます。それにしてもクリスチャン・スレイターにアクションをやらすと『トゥルー・ロマンス』の主人公の妄想の世界に飛び込んだようで愉快です。
少し脚本が弱いですね。政府の要人がスレーターを犯人と誤解する定番の流れが序盤で解決したり、作戦自体もいきあたりばったりでセンスを感じません。まあアクションつるべうちの本作には些細な問題かもしれませんが。
本作の功績はプチ復活していたトラボルタに悪役もアクションもいけると知らしめたことでしょう。
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