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続・男はつらいよのぉゅのレビュー・感想・評価

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)
4.1
2020年 鑑賞
BSテレ東にて、テレビ初放送の4Kでらっくす(4Kデジタル修復版)での一挙放送にて。4/50作目。
今回の寅さんは、恩師の家を訪ね、恩師の娘・夏子に一目惚れをし、恩師の家で大飲み食い!それに当たって緊急入院...? 実は、恩師に出された食べ物や飲み物が豪華で、寅さんの胃がびっくりしたらしい... 寅さんらしい!
で、舎弟というやつが(なぜか源治こと蛾次郎さんも舎弟役で登場)出てきて、焼肉屋で一杯のつもりが、無銭飲食・暴力沙汰になり、警察の厄介になる。その時の寅さんとさくら(寅さんらを迎えに)の顔はそれはそれは...
その後、京都へ!京都で夏子と再会。崩れ落ちる寅さんにクスっと。そこから夏子と寅さんの実母を探すことに!あっ、冒頭の寅さんの夢か?かつ、な、なんと寅さんのお母さん・菊はミヤコ蝶々さん!今回も豪華なゲスト!ミヤコ蝶々さんに、恩師役の東野英治郎さん、マドンナの佐藤オリエさん、山崎努さん、財津一郎さんといった布陣!

お菊さんの「あんたらに親の気持ちがわかるかっ!どこぞの世界に自分の子を喜んでほる親が、どこにあるんじゃいっ!」の言葉が刺さる... うちは実母と暮らしているが、最近はよく怒りをぶつけてみたり、ぶつけられず不機嫌になったり... もっともっと母の気持ちや事情を知らなければ、大切にせねばと思う。
帰ってきた寅さんを囲んだとらやの面々やさくら夫婦の雰囲気がクスっとなったが、泣いてる寅さんを見ていると... なんか腑に落ちない。なんかそれで優しくしてもらおうという魂胆か?
恩師のために江戸川で天然の鰻を釣りに奮闘!頑張って鰻を釣り上げるが...
なんだかんだで張り切る寅さんだが、空回り... まさしく顔で笑って、腹で泣くだね。で、なんだかんだで、親孝行のため京都へ。あの人に触発された?この作品は親子の絆を描いた名作の一面があった!

私の場合、さしづめインテリには見えない男。出されたお茶が一杯。一杯が二杯になり、二杯が三杯、三杯から四杯、次第に炭酸飲料の1.5㍑が何本も何本も... ってなるね!まぁ、今回は母への思いやりが少ない自分に恥ずかしく思った。ヤケ飲み、暴飲だーい!

“わたしの寅さん、ぼくの寅さん”に寄稿された西田敏行さん(俳優)。西田さんもおっしゃるように、幸せの涙、淋しい涙、逢えた涙、喪失の涙など、にわかでまだ4/50作の私も涙、涙で観てきました。それでもやっぱり涙流しながら観ていきたいし、それでも生に感謝しつつ、生きていきたい!

958(20-88)
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