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第十一号監房の暴動のPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

第十一号監房の暴動(1954年製作の映画)
4.8
さながら導火線を隠されたダイナマイトに囲まれているかのように、突発的かつ大破壊的なアクションにタイミングも掴めずひたすら遭遇し続ける至上の快感。これを観たいと5年以上待ち望んだ甲斐はあったというもの。とりわけ冒頭の破壊シーンの大盤振る舞いぶりは唯一無二。

ただし暴動終結以降の湿っぽい展開はあんまりにも他責的な登場人物に誰一人として同情できなかった(ゆえにひたすらにアクションに没頭し続けた)自分には蛇足以外の何物でもなかった。あれさえなかったらなあ...
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