まるで「俺たちに明日はない」のような展開だ。
刑期を真っ当した男が保護監察官付きで出所。
ところが些細なことからまたしても刑務所に逆戻り。
それを機に男は悪友とゆるんで強盗の日々へと移り変わる。
明らかに終盤悲劇が待っているのだろうと思わせる逃避行の旅。
まとまった理由もなく一緒になる女など、説明ではなく雰囲気で引っ張っていくというのは珍しい構成だ。
ダスティン・ホフマンが髭面で演じるこの作品。
意外だったがこういう暴走するようなキャラも悪くはない。
ゲイリー・ビジーやキャシー・ベイツなど知られざるキャストも顔を出すこの作品。
終わり方が中途半端な部分を除けば、悪くはないかと。