ジェイティー

ターミネーターのジェイティーのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
4.0
未来では人類と機械との戦争が勃発、その勝利のカギを握る人類のリーダーを生まれてくる前に抹殺するべくその母となる女性サラ・コナーをめぐり1984年の過去に送り出されたサイボーグ「ターミネーター」とそれを守るべく人類側の戦士の攻防を描いたお話。

自分もそうですが恐らくほとんどの人が続編から入ったのではないでしょうか。
本作は迫りくるターミネーターの恐怖を以降の派手さとは異なる演出でじんわりと見せていくのでホラー要素が強めとなっています。
また、未来から送られた戦士カイルとまだひ弱なヒロインのサラの儚い愛の物語でもあり、ラストの伏線回収の美しさには心打たれました。
濡れ場もありますがここまで意味のある濡れ場は初めてでお見事としか言いようがないです。
そしてまだボディビル感のあるシュワちゃんの不死身ぶり、トラックに轢かれてもビクともしないしエンドスケルトンになっても追いかけてくる、
流石はタフネス設計です。
CGでは表現しにくいストップモーションの不気味さは今見ても夢に出そうなので初見の方はご注意を