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ターミネーターのASAのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
3.6
まあ2観ればいいかな

2017/06/30
2度目の鑑賞。初めて観た時よりもかなり楽しめた。
サラ・コナーとカイル・リースとT101の3人がメインキャラクターだが、彼ら全員がとても濃い個性を持っている。
サラは当初か弱い普通の女性だったが、困難を乗り越える度に徐々に度胸が付いていく。後半には未来のリーダーを鍛える強い母親の片鱗が見え始めていた。
また、カイルの儚いキャラ設定はこの映画の格を上げていると思う。サラとは一夜限りだったが、その愛は枯れることはないだろう。彼女の表情を見れば明らかだ。彼が命がけでサラを守る姿はアツい。全人類のためだけでなく、そこには個人的な感情もあったと思う。漢の鏡であるカイル。間違いなくこの映画の大きな見所の1つだ。
シュワちゃんは2の優しい印象が強いけど今作では本当に恐い。最恐はトラックで追いかけて来るところ。また、モーテルでの自己治療のシーンも痛々しくて別のベクトルとして恐い。初めて観た時はCGがかなりしょぼいと感じたけど、今回観たらそう思わなかった。エンドスケルトンのデザインはおどろおどろしく、完成されている。

パニックホラーとしてかなり楽しめる作品。

3.0→3.6
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