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ターミネーターのkensyoのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
3.5
「古さを感じない」といえば嘘になるけれど、十分に迫力があるし楽しめる。
シュワルツネッガーの全盛期が観られるのもとっても良い◎

シリーズ1作目はちゃんと観たことがなくて、「ニュー・フェイト」前の復習に、と思って観直しました。
作品の筋立てはすごくシンプル。
多分’84当時は「未来から来るターミネーター」っていう設定とエンドスケルトンのビジュアルだけでも勝負できたんだと思う。

髪型とかファッションもそうなんだけど、一番時代を感じるのは音楽だったな。

DX7なのかな、「デジタルシンセサイザー!」っていう感じの音と、シンセヒットが滅茶苦茶に多様されるところと、音の薄さがいかにも’80っていう感じで、懐古的になれる人も居るかもしれないけど、個人的には気にならなかったといったら嘘かな。
例えば80年代を舞台にしていて、その頃の音楽を使っていても「アトミック・ブロンド」とか、最新の映画だと音の厚み(ミックス?マスタリング?のお陰なのかな)とか使い方とかが全然違って、古典的名作もいいし、新しい映画もやっぱりいい、って思えた。

ストップモーションアニメっぽいエンドスケルトンの動きは、その不自然さがすごく不気味でよかったし、ターミネーターの不死身さは観ていてすごくハラハラドキドキできて十分に楽しめた。

シュワルツネッガーの全盛期の筋肉のムキムキさ加減も本当に容赦がなくてすごい…。
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