あらすじ
ベニーには、自閉症気味の妹ジューンが居た。ある日彼らの前にサムという、サイレント映画に憧れる不思議な雰囲気を持つ青年が現れる。無口なサムのパントマイムは、たちまちジューンの心を開いていくが……。
ストーリーは単調ながらにも、ジョニーの演技が光る作品であり、ほぼ台詞はないもののその動きと表情で上手くキャラを作りあげていた。特にバスター・キートンに寄せて演じたパントマイムやマジックやショーなどは見事!そして少しぶっ飛んだ妹の存在も風変わりの青年を演じたジョニーと合わせてキュートであった。兄と妹の兄妹愛やぶつかり合いがあり、なかなか考えさせられるが、最後に全て美味しいところを持ってくジョニーは反則であった(笑)ラストもほっこりでき、幸せになれる一本である。